Emacs再入門

入門 GNU Emacs 第3版

入門 GNU Emacs 第3版

「達人プログラマー」に"一つのエディターを熟知すること"という項が出てきて、Emacsをもう一度憶えなおしてみようと思いました。

これまでもカーソル移動・コピー&ペースト・検索くらいの基本機能は使えたのですが、勉強するつもりで上記の本を読み直すと、いくつか便利だなと思うコマンドを憶えるとともに、どういうことができるかについてイメージできた感じです。まあ、VCモードの便利さとか、まだよくわからないのですけれど、エディタはなるべくemacs(or meadow)を使っていくよう心がける所存です。

以下、幾つかのまとめピックアップと、読了後感想。

Emacsコマンド
  • Emacsの作者は、一番よく使うコマンドを一番押しやすいキーシーケンスにバインドしました。
    • 一番よく使う 「C-n」
    • やや使用頻度が低い 「M-n」
    • その他のよく使うコマンド 「C-x なにか」
      • ファイル操作のようなコマンドはこのようなキーシーケンスにバインドされています。
テキストの削除
  • C-d
    • 文字削除
  • M-d
    • 単語削除
    • 次の単語を削除
  • 直前または直後にある単語yは文や段落を削除するコマンドが用意されている。
  • カーソルがその途中にある際は、そのカーソル位置から後の部分だけが削除されます。
マークしたテキストの削除・移動・コピー
  • M-h
    • 段落をリージョンに設定
コメント
  • すべての言語モードでのコメントの挿入は、M-;(indent-for-comment)となっています。
ソースコードのインデント
  • C-M-\
    • indent-region
    • カーソルとマークの間のすべての行をインデント
  • M-m
    • back-to-indentation
    • その行の最初の非空白文字に移動する
  • M-^
    • delete-indentation
    • 現在の行と前の行を連結する。
ヘルプコマンド
  • C-h a (apropos)
    • キーワードでコマンド検索

感想

  • M-hが便利。
  • コマンドは多いなという印象を持っていたけれど、じっくり読んでいくと、多くのキーが「意図」にそってバインドされているので、読み進めていく中で出てくるキーバインドもそれほど違和感なく見ていける。
    • それは癖にも似ていて、どっぷり浸かりきってしまえたら「あーあのあたりのキーバインドにあるんじゃね?」という当て勘がきくようになりそうな気がする。